八戸駅西区画整理

 令和4年(2022年)2月、八戸駅西区画事務所から今後の具体的な計画が示されました。新しい街づくりとして区画整理があることは理解しますが、古くからここに住みついている人たちにとっては、歴史の大きな転換期で、これまでの地域の縦のつながり、横のつながりが切れるおそれもあります。後世に今の姿を伝え残していきたいものです。

 令和4年(2022年)に蔵を解体します。蔵にかかる道路建設は令和8年(2026年)の計画です。蔵の解体業者を探すとか、業者と交渉して解体を進めるのは自分たちでやらないといけないそうです。言い伝えでは、この蔵は八戸駅(尻内駅)が開業する明治24年(1891年)よりも前からあったと言われ、140年近くの歴史があると考えられています。壁のひび割れも目立ち、だいぶ老朽化が進んでいて危ないので早めの取り壊しが決まりました。この蔵の前はゲートボール場と言われ、地域の皆様が集う場でした。闘鶏も行われていてにぎわった場所です。明治・大正・昭和のあたりは馬が飼育され、放し飼いにもなっていたそうです。最近では子ども会のシャボン玉作りなどのイベントもありました。地域の皆さんの懐かしい思い出のシンボル的な存在ともなった蔵が解体されるのは本当に寂しいことです。



 バス通りの道路拡張は令和7年度(2025年)です。それに先駆けて令和5年度(2023年)には森林を伐採します。9月の矢沢まつりには、このバス通りを矢沢観音に向かって山車が進んで行きました。11月にはイチョウの葉が黄色に染まってひらひらと舞い降りてきました。ここは道路を拡張して、一番町につながる巨大な橋が建設される予定です。森林を伐採する業者を探して、業者と交渉して進めるのも自分たちなんだそうです。日頃は自分も仕事が忙しく、そういうことを考える時間的な余裕がなかなかないので大変です。



 浅水川沿いにも幅6m道路が建設されます。令和7年度の計画です。浅水川沿いの景観がもう少し美しいといいのですが・・・。この辺りは馬小屋が建ち並んでいたそうです。



 橋の建設は令和4年度です。これから工事車両の出入りが多くなります。この辺りは田んぼやりんごの木が並んでいたそうです。


 矢沢橋は残りますが、そこにつながる道路の向きが変わります。建設は令和5年度です。森林の伐採も令和5年度です。ここ2、3年で急激に景観が変わりそうです。


2022年(令和4年)5月現在、浅水川にかかる橋げたの工事が進んでいます。

 

 

矢沢橋の北西側の整地が進んでいます。(令和4年12月)


矢沢橋西側の道路工事が始まりました。この辺りは50cm~60cmくらいのかさ上げになりそうです。(令和5年2月)


当家の神社の後ろ側にあるケヤキも伐採されることになります。枝から伐採が始まりました。(令和5年4月)


ケヤキの枝もけっこう重いです。(令和5年4月)

 

裏の敷地がかなりすっきりと見えるようになりました。(令和5年4月)


道路沿いの杉も伐採が進んでいます。(令和5年5月)


樹齢200年近くあるケヤキも伐採です。(令和5年5月)


矢沢橋西側の道路工事、整地工事が始まります。矢沢十文字がなくなります。(令和6年2月)



矢沢橋東側から浅水川沿いにフラット八戸に向かう道路の建設が始まりました。(令和6年2月)